年齢別オリジナル

【2歳向け】ねこさんのながいあくび

2歳の寝る前に読める短いお話。トトとねこさんが、おはなしパン屋で二つの寝床を見比べ、いつものクッションで安心して眠ります。

  • トト

読む前の保護者メモ

あくびは無理にまねさせず、読み手が声を少しずつ小さくします。二つの寝床が出たら「どっちかな?」と一度だけ待ってみましょう。

おはなし

おはなしパン屋の よる。 さいごの パンが うれました。

トトは トレーを しまって、 ランプを ひとつ けしました。

そこへ、ねこさんが とことこ。

「ふぁあああ……」

ながい、ながい あくびです。

「ねむたいのかな?」 トトが きくと、 ねこさんの しっぽが ゆらり。

でも、いつもの ねどこが 見つかりません。

パンを いれていた 空の かごと、 まどべの まるい クッション。

どちらで ねんね するのかな?

ねこさんは かごを くんくん。 それから クッションを ふみふみ。

「ふぁあああ……」

もういちど、ながい あくび。

ねこさんは 青い クッションで、 くるんと まるく なりました。

「ここが いつもの ねどこだね」

トトは クッションの そばへ、 小さな お水を おきました。

ランプを もうひとつ、 そっと けします。

パン屋の 時計が、 こち、こち。

ねこさんの おなかが、 すう、すう。

トトにも あくびが うつりました。

「ふぁあ……おやすみ」

パン屋も、ねこさんも、 朝まで ゆっくり ねんねです。

読み終わったら

空のかごと青いクッションを順に指し、「ねこさんは自分でクッションを選んだね」と結びます。子どもがかごを選んだ場合も、その選択を否定せず「そこもふかふかそう」と受け止めます。

もう一つ静かな音を読むならぽんぽんたいこのおさんぽ、2歳の次のお話はくまくんのあかいコップです。

保護者メモ

読み終わっても眠らないときは

この物語は寝かしつけの成功を約束するものではありません。「お話はおしまい」と区切れれば十分です。無料の二択と安心帰結は本文で完結し、就寝カードや読み聞かせ用品は、生活の流れを後日見直す場合だけの保護者向け選択肢です。