年齢別オリジナル

【1歳向け】ねんねのくもさん

1歳と食べ物の言葉を繰り返す読み聞かせ。ネムがどうぶつの広場へ雲の形の蒸しパンを届け、「ふわり、どうぞ」で分け合う短いお話です。

  • ネム

読む前の保護者メモ

食べるまねはせず、「ふわり」「どうぞ」をゆっくり繰り返します。蒸しパンは物語の小道具です。読みながら実物を口へ運ばなくても、言葉と形だけで楽しめます。

おはなし

どうぶつの ひろばに、 ネムが やってきました。

かごの なかには、 しろい くもさん。

いいえ、いいえ。 くもの かたちの むしパンです。

ふわり。

ことりさんに、 「どうぞ」

ふわり。

こりすさんに、 「どうぞ」

ふわり。

ちいさな うさぎさんに、 「どうぞ」

みんなで もぐもぐ。 ほっぺが にこにこ。

かごの すみには、 ちびくもさんが ひとつ。

ネムは やわらかい ぬのを そっと かけました。

「ちびくもさんも、ねんね?」

ちびくもさんは、 ふわり、と ゆげを ひとつ。

ネムは かごを だっこして、 いつもの おうちへ。

ひろばのみんなは、 「ごちそうさま」

ちびくもさんも、 かごの なかで すやすやです。

読み終わったら

両手を前へ出して「どうぞ」、胸へ戻して「ありがとう」。どちらか一つだけ一緒にできたら終わりです。食べ物の名前を答えるクイズにはしません。

同じ食べ物でも転がる動きを楽しむならころんだどんぐりのおつかい、1歳の次のお話はぱくぱくりんご、どこいった?です。

保護者メモ

食べる場面と実際のおやつを分ける

実物を用意する場合は、子どもの食経験と月齢に合う物を、座って見守れる時間にしてください。物語だけでも「どうぞ」の往復は完成します。食べ物テーマの印刷カードは、献立や摂取を評価する教材ではなく、後日言葉遊びを続けたい保護者向けの任意資料です。